あいいろ探鳥記

ぼそぼそとしゃべる日記

私のこころと自尊心について

 

散々Twitterでもだあだあ喋っているけれど、私には自尊心があまりない

 

自分を大切にしたいとはすごく思うし、大切にされたいと心から思っている

 

 

私は生きていていつも、自分が自分でないような、ふわふわした感覚の中生きていると感じる

 

誰かを遠くで見ているような感覚で、自分のことを褒められても、おかしな話、自分ではなく誰か別の人のことを言ってるように感じる

すごく遠い的に当たって「へー」みたいな

他人事のような...

 

なんだかそれは高校生になってからな気がする

 

 

私は中学生のころくらいから、周りの人を見て「心がない」ように感じることが多かった

 

みんな人に遠慮なく自分の心のうちを見せる

笑っている

泣いている

人の悪口を言っている

自分の意見を言っている

 

なんておこがましいことをしてるのだ

そんなことしたら人に迷惑だし恥ずかしくないのか

自分がそんなことして許される人間だと思っているのか

 

と本気で思っていた

 

なにをもってそんな自信ありげに自分を表現してるんだろうと不思議でならなかった

 

そんな迷惑な人間に私はなりたくなかったので、私は極力ひとに迷惑をかけないよう他所では笑わなかったし、泣いたこともなかったし、人を怒らせることもなかったし、自分の意見も言わずただ人の言うことに従った

 

だから小学生の時も中学生になっても、成績表には「もっと自己表現をしましょう」と書かれ続けた

 

自己表現ってなんだろう

大好きな先生にも言われ続けた、「もっと自信持ちなさい」は私にとって不可解なものとして自分の中にあり続けた

 

そしておそらく、その考えと行動からおかしな完璧主義的な性格もできてしまった

 

笑うには、笑っても許されるような人間になってからじゃないと

泣くのもそう

怒るのなんてもってのほか

そんな自分の感情のために他の人を困らせたり驚かせるなんて本当に恐ろしい

笑える人も泣ける人も怒れる人もそれ相応の人間性を持っていて愛されているのだ

自分にはないからそれは許されない

 

完璧に、人に迷惑をかけなくなってから人と関わることが許される

人だけじゃなくて行動もそう

 

完璧じゃないとだめ

人に見せて良いのは出来るようになってから

出来ないのは私だけ

みんな出来てて愛されているのだ

 

 

「出来ない」は恥である

「出来ないことを知られることはもっと恥である」

「出来ない、を受け入れてもらうこと」は恐ろしくおこがましい

出来ない姿を愛してもらおうなんざなんてことだろう

人前で失敗するな 失望される 呆れられる 自分から人に話しかけに行くなんてそんな大層な人間でもないのにすごいね

そんなあなたに話しかけられて困る相手が可哀想だよ

じゃあ一人でいよう

誰にも話しかけなければ誰も迷惑はかからないね

 

一人は心地よい

誰にも迷惑がかからない

気を使わせない

困らせない

 

こんな「私」という自分なんかによって誰も傷つかない

 

一人は寂しい

 

寂しい

 

 

 

言葉で自分を殴っている時が一番心が落ち着く

時々「やめてくれ」と聞こえるけれど、現実を見ている私はもっと強い言葉で殴る

愛される資格も幸せになる資格も自分にはない

他の人にはもちろんある

あんなに素敵なところがたくさんあるから

多少欠けていても愛されるのも納得である

 

 

ずっとおかしい気がしている

おかしいし自分が可哀想でそんなに言わなくてもいいんじゃないかと思う

他の人がそうなら私だって多少欠けていても愛されるんじゃないかと思う

 

でもそこまで考えて、自分の酷さと醜さとがやはり勝って、また殴られる

 

 

こんなことばかり言ってると、嘘というか冗談というか、「大袈裟な」と思われるかもしれないけれど、もしかしたら本当に大袈裟で、これは周りの感じてる普通かもしれないけれど、本当に苦しいし、辛い

 

あまりに自分の情けなさと劣っているのを感じたとき、それを耐えきれなくなって稀に人に話すとき、その人たちは優しいから、「そんなのことないよ」と言ってくれる

それでも私は私の本当の醜さを知ってるから、必死にその嫌な自分の理由を述べる

たくさん出てくる

その人たちは気を使ってくれてるのに私はめんどくさいやつだなと思う

道理で駄目なのだと話していて納得する

途中で喉に小石が詰まったようになって、涙が出そうになってこのぐずついた思考を全て話してしまいたいと思うけれど、ぐっと堪える

迷惑をかける人にはなりたくない

 

 

体と心がふらふらと離れたままで、なんだかずっとおかしい

 

私は私という他人の出来損ないさに呆れて暴力を振るう

私は自分を大切にしたい

大切にされたいと思っている

きっとそれだけの価値は私にだってある

 

 

奇跡的なヒーローの登場をずっと待っている

この状況と自分の感じるおかしな何かを打破してくれる誰かをずっと待っている

たかが脇役の分際でという声がする

 

 

自分の心を削ることでしか自分を確認できない私は、いつか誰かに愛されるだろうか

 

いつか私は、私を愛することができるだろうか